カムイ

翔んで埼玉のカムイのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
5.0
最の高と書いて最高。彩の玉と書いて埼玉。いやぁめちゃめちゃ笑った。最初から最後までノンストップで笑えるってすごい。金太郎飴かな!? 何しろどのシーンを見ても華美で煌めいていて時代がかった衣装に身を包んだお美しいGackt様が大真面目に高校生を演じてる(それも大画面で)ってそれだけでアドバンテージあり過ぎでしょう。加えて美少年役の二階堂ふみさんの魔夜峰央キャラっぷりったらそりゃもうビョルン・アンドレセンも真っ青ですよ。
この映画の何が面白いって、とにかく原作のあの耽美なギャグ漫画というテイストそのままを実写でやってくれちゃってるところ! 馬鹿馬鹿しいことほど真面目にやると本当に面白い、というのを見事に体現してくれています。
セットも衣装もちゃんと耽美。なんというか宝塚。つまり原作通り。俳優陣も豪華で、美少年愛も健在。つまり原作通り。冒頭のバレエ軍団はみーちゃん28歳ファン向けかと思ったら、ご本人様とそのご家族総登場!
そして始まる、公式が仰る所の『邦画史上最大の茶番劇』。その意味を観客は二回思い知ることになるでしょう。正直、ラストのクライマックスでは思わず膝を叩きました。なるほどこれは!壮大な茶番劇!

最初から最後まで終始笑いっぱなし、最初こそ吹き出すのを堪えてたけど次第にみんな堪え切れなくなってぷーくすくすとそこここで笑い声が漏れ始め、最後の方はもうみんな笑いどころでどっワハハ!と声を出して笑っていましたな。エンドロールまで笑い声が止まらず、劇場の灯りがついたらみんな笑いながら立ち上がっていた、昨今では稀有な鑑賞体験をしてしまいました。応援上映って行ったことないけどこんな感じなんだろうか。

これは関東圏の皆さんにオススメしまくりたいし、なんなら全国の皆さんに見て欲しい。いやー笑った笑った!!

シュッ(あのポーズ)
カムイ

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