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翔んで埼玉の小のレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.8
結構話題になっている埼玉ディスり映画だけど、県民の皆様の広い心と温かいまなざしによって、地元で大ヒットし週末興行成績トップに立った。実は、ふみ様、GACKT様をおらが町の映画館に呼ぼうという地元-1グランプリで優勝した新所沢レッツシネパークでの表彰式付き上映会に当選し、公開2日目に鑑賞。

結構な期待感をもって鑑賞したせいか、可笑しいし、面白いのだけれど、爆笑という感じじゃなかったかな。個人的には、エンドロールで流れるはなわさんの歌が一番可笑しかったかも。

小ネタオンパレードのアルアル系最大手みたいな映画だから、大いにハマるには埼玉への知見がやっぱり必要ではないかと。

自分といえば、この映画的には氷河期の世界であろう新潟県→実は一番の悪役じゃねという感じの神奈川(横浜)→ほとんど埼玉とはいえギリギリ都内の浮間舟渡(板橋区)→ほとんど千葉だけどギリギリ都内の葛西(江戸川区)→やっぱり悪役な神奈川(川崎)という、結果的に映画のおいしい地域を避けまくってしまったのが敗因かしら。関西に暮らしている人が本作をどう評価するのかが一番興味あるかな。

キャストではお正月番組の芸能人格付けチェックで我が家のアイドルとなったGACKT様のはまりっぷりというか、他にできる人いないんじゃないの感が素晴らしい。番組でもこんな感じだもんね。きっと地ですな。

地元-1グランプリで見事優勝した新所沢レッツシネパークは、一番前が4人が寝そべりながら鑑賞できるボックスシートで、冬の間はこたつのサービスがあるらしい。当日はマスコミ席となっていて、記者の方々がこたつに入りながら写真撮影している姿に、GACKT様、ふみ様が大ウケしてました。

帰りに所沢の恐ろしさの一端を垣間見た気が。本作鑑賞後、渋谷で19時55分上映開始の映画を観る予定をしていたのだけれど、18時35分の電車を逃したら18時53分まで次の電車がなくて冷や汗をかくハメになるという…。しかし、この体験ともに忘れられない映画になったかな。

●物語:3.5
・埼玉関係者は爆笑かも。千葉はどうかな? 期待せずに観れば損はないかも。

●他 :4.0
・GACKT様も動員をけん引しているでしょ。原作に続きはないけれど、続編期待かも。
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