こいももか

翔んで埼玉のこいももかのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.7
痛快!
笑えるフィクションを本気で演じる俳優陣を改めてすごいと思えた。そして、この企画を思いつき、通し、また協賛したり賛同したり出演を決めた大人たちに敬意を表したくなりました。

そもそもありえない設定のファンタジー?ですが、埼玉、千葉の争いや茨城、群馬、栃木の論外感、東京からみた神奈川の扱いの手厚さが現実を大げさにしたようで、そこここに笑える要素とよく言ってくれた!感が散りばめられていて爽快でした。

いつの時代も故郷を思う愛はすてきだ。
のぼり持って県境の流山の橋で突撃した埼玉と千葉。
山田うどんの旗とか深谷ネギとか草加煎餅とか狭山茶とか各地の名物書いてるのもご当地好きには興奮ポイント。
芸能人争いで、反町と竹之内を埼玉の戦いカードに、桐谷美玲と真木よう子。弱いと言われた小倉優子に小島よしお、よくokしたよね!
市原悦子が出たのがよかった!!ご家族、よくぞokしてくれましたね♪♪
くだらないことを壮大にするのがおもしろい。流山、都庁でのロケ、エキストラの多さも半端ない!本気度がすごかった。

東京も、他の県のよさを知って見直すところとか、参考になるところもあった。

そもそも戦争の発端もこんな些細な差別などから始まるのかもしれないよね?違いとよさ理解しあい共存できたらいいよね、と思えた。

二階堂ふみかわいかった。
現代のぱるる、ブラザートム、麻生久美子の一家がいい味出してました。


ご当地っていいね!
そして、本当に、この映画を映画化しようと動いて実際に映画化した大人たちがいるということで、まだまだ日本やるじゃん!この遊び心が大事だよね!と思いました。
私もがんばるぞー!!!