賢太郎

翔んで埼玉の賢太郎のレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.5
劇場に足を運びにいけなかった作品。東京に23年間暮らしている自分にとってはローカルジョーク含めて東京視点から眺める感覚で鑑賞してしまいました笑。

キャスティングは大当たりですね!GACKTの格付けチェックを彷彿とさせる東京の都市の香りテイスティングは本当に笑いましたw。ワインのようにくるくると謎の瓶を回すGACKT様。『風林火山』の上杉謙信役をぼんやりと思い出しながら、この人こういう役は天性の才があるな〜と。BL担当ながらめちゃくちゃ可愛い二階堂ふみに、千葉県頭領の伊勢谷友介、あと地味に現代世界の麻生久美子とかラインナップが豪華過ぎて、そんな彼等が本気でおふざけしている訳です。(竹中直人とか間宮祥太朗とかのチョイ役加減も面白い)

それにしても【草加煎餅】【深谷ねぎ】確かに埼玉の名産品といえば思い付かない…。海も無いですし、首相も輩出されていないらしい。でも深掘れば深掘る程埼玉のことを知りたくなってしまいます。これも一種のさいたま病でしょうか?サイタマラリアか。確かにどうして埼玉県の県庁所在地はひらがなのさいたま市なのか。

観終わった後が綺麗さっぱり何も残らないタイプの趣旨の映画ですが、エンターテイメント作品としては一流でした。
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