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翔んで埼玉のamのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.5
恥ずかしながら、大変不本意ながら、数年間だけ埼玉に居住していた事があります。人生の汚点であります…
湘南生まれの湘南育ち、生粋の湘南ガールのアタクシにとっては、あの忌まわしき海ナシ県の生活はそれはそれは息苦しいものでした………


というのはちょっと言い過ぎで、今思えば、
鬱々と営業車を走らせながらFM NACK5(ゴゴモンズ)を聞いてたまにフフッと笑ったりしてたあの日々、横田かおりの「ありがとっ♪」に癒されていたあの日々、山田うどんの看板が当たり前に風景に溶け込んでいたあの日々、週末は池袋に繰り出し、西武球場で人生初の野球観戦をし、たまの小旅行はレッドアローで秩父に赴くような、あの埼玉ライフは、そんなに悪くなかった気がする。
悪くなかったけど、また住みたいかと言われると、ちょっと苦笑いしてしまう。そんな埼玉県が、愛ある自虐という名のもとに引くくらいケチョンケチョンに描かれているのを見てとても笑顔になった。

小ネタはかなり楽しめたけど、中盤からストーリーに飽きてきちゃったのが残念。
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