IwaoKatsumura

翔んで埼玉のIwaoKatsumuraのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
5.0
20200404:久しぶりの2連休で銀さんと映画みよ〜、とかいってジュマンジネクストレベル探してAmazonプライム触ってたら何故か再生が始まったので、まぁいいか、ちょっと見てみよう、みたいな感じで見始めたら、これはちょっと面白い映画でした。

まず、原作の漫画は持ってたので、内容は分かってるのですが、漫画の話を都市伝説としてラジオから流れてくるストーリーとしてメタ化してる演出はすごいと思った。もともとリアリティラインの低い荒唐無稽な話なので、それをラジオドラマとして聴いているブラザートムと麻生久美子とその娘、を通してワンクッション置くことで観客に実感させやすくしているのは気の利いた脚色と思った。

基本はギャグなので銀さんはけらけら笑ってました。

ガクトといせやゆうすけ(漢字が分からないので平仮名にしてます)の濃厚なキスシーンがあり、そこは銀さんも不穏なものを感じたみたいで、気持ち悪いと言ってましたが、そこはやはり、真に迫った撮り方だったからなのでしょう。結構いけないものを見た感じにはさせられた。

冒頭に魔夜峰央がカメオ出演していて、この映画に出ている地名とかも全部フィクションだから、とか言ってるのはどの口でそんなことを言うのかと思ったが、ポリティカリーコレクトとか言い出すうつけを排除するにはこのくらいの手続きが必要なのかも、とも思った。

少ない予算で規模の大きさを演出してるのとか、結構工夫が見えていい映画と思いました。
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