ジジョ

ワンダーランド北朝鮮のジジョのレビュー・感想・評価

ワンダーランド北朝鮮(2016年製作の映画)
3.0
本作に限らず、ドキュメント映画は、登場する人はカメラに撮られている時点で「100%自然体」では無いし、映像の編集がある時点で、そこに「監督の意図」が入ってしまうもの。でも、映し出された会話のちょっとした間や、ふとした表情に、その人の本音が見え隠れしているから、それらを敏感に読み解きながら、自分なりに「見えたもの」を解釈していくのがドキュメントを観る醍醐味のように思います。

本作は北朝鮮の「普通の人」の暮らしやインタビューを女性監督らしい目線で追いかけていて、とても新鮮でした。やはり女性のインタビューでは、彼女たちの母として、女性としての思いが溢れていた気がします。

どんな独裁国家でも、紛争地帯でも、難民キャンプでも、そこには普通の人々が生きている。それはとても当たり前のことだけど、とても尊いことのように思えます。