ガリ

バーニング 劇場版のガリのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
4.5
これは、久しぶりにこんなに本格的なミステリーに出会いました。
おもしろかった!

グレン目当てで観たのですが、、
主演さんもドラマで沢山みていて、今回さえない人になりきっていてびっくりです。イケメン役ばかりしてきたのにすごいですね。

3人の主要人物だけで進んでいく話なのですが、まぁどうなっていくかが全く読めない!ゾクゾクします。

本能でなんとなく生きる男。
着の身着のまま奔放に生きる女。
遊びが仕事のインテリ男。

ヒョンな事から関わるようになりました。

その三角関係ができあがった頃、女性が音信不通になりました。

頭の中では勝手に幾通りの筋書きがどんどんできていて、ああでもないこうでもないと…。

ラスト近くで決定的なヒントをくれてからは、「ああぁぁ‪💡‬」ですよ。

どうするの?どうなるの?なんでなの?
がもうグイグイ気になってるのに
そうくるか!!!
オシャレだなぁ、、、

カット割りがすごくうまくて、急に入れ込んでくる単シーンが絶妙に言葉足らずでも心情をわからせてくれる。

ミステリーの、いろんな所から感情を無理やり引っ張りだされる感覚はたまらないです。
アンサーのないミステリーでした。
にくいですね。
多くを語らない姿勢がガコンとハマっておりました。
本当にセンスが抜群ですよ。

役者さん達も良い演技していましたし、オッパイ出す必要はあったのかはよくわからないけど、昔の日本のおっぱい出したら良い俳優さんの時期なのかな?


とにかく作品に言葉ではない表現が散りばめられていて、散りばめられているというより、意味の無い事が無いのかもしれません。不安定さを感じながらも、土台の安定さは確実に感じるし、アトラクションのような作品でした。

いやぁ、、晴れ晴れした気分です。
良い映画ですよ!

あ、村上春樹かあぁ!!

コメントいただいて、気になっていた事を調べてなるほどと思ったのですが。
ずっと、韓国でこの性描写許されるっけ?国からなにか言われないようになったのかな?が
疑問に残っていました。

日本のNHKが制作した事によって打破しているんですね。
日韓関係が逼迫する昨今ですが、素晴らしいと感じました。
吹き替え声優さんも、豪華俳優さんがやっているのに全く違和感感じませんでした。
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