バニラ

バーニング 劇場版のバニラのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
3.1
村上春樹の「納屋を焼く」を基にしている作品、韓国だからパラサイトぽくも。
不思議な面白さかな。
主演ジョンスは作家志望でありながらフリーター、幼なじみのヘミと再会してから彼女に惹かれるがなんか怪しい。
ポルシェに乗る謎の男性ベン含め三人の立ち位置からしてわからない、「時々ビニールハウスを焼く」と話すベン、意味わかりません。
恋愛ドラマではなく基本ミステリーで人間ドラマ。
行方がわからなくなるヘミ、井戸に落ちた話あたりから疑問はわからない方向に加速、考えながら見れました。
ごく普通の日常に自然な空気感、「謎」を描くことで不穏な予兆が表れてきて、わざわざ村上春樹らしくしてた。
そこが面白さなのかも。
明確な答えが描かれない結末、答えを続きを考える映画。
答えを確信したジョンスが驚きの行動に出るラスト、衝撃でした。
結局のところ確信は凡人にはわからない。
答えが違ってたらとその後を考えると恐ろしい話しだけど怖さは無かった。
着信音は似合ってない。
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