男はくらいよ監督さそり

バーニング 劇場版の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
3.5
な、何なんだこれは?全くジャンル分け出来ないし、展開も読めない。日常をそのまま再現したような長い間と音、感情のない会話。魅力的な美人とパッとしない男とイケメン。その三人が全くかみ合わず、特に映画らしい展開も無い。それでも延々と生活の描写が続く。村上春樹に忠実なのか?それをうまく韓国社会に置き換えたのか?日本では映画化不可能だっただろう。文学をまんま映像化してる感じだった。
チョンゾンソが魅力的だ。如何にも韓国の整形美人と言う感じ(役だけど)で堂々と脱いでる。ベッドシーンでは貧弱に感じられた肉体が野外のダンスシーンでは美しかった。動物の様なしなやかな動き。
そして唐突な登場人物の失踪はミケランジェロアントニオーニの『情事』のようだった。
音楽や音響含め何とも不可解で不愉快で不気味な余韻が残る。
でも、ちょっと長い。ペパーミントキャンディーやシークレットサンシャインには及ばない。