ARNIE

バーニング 劇場版のARNIEのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
4.0
長らく読書から離れているけれど、小説を1冊読み終わった後の満足感を感じている。
原作は未読だが、この映像化は素晴らしく成功したと感じてる。

主人公が持ち得ない物を持つ、ヘミとベン。奔放で自分が自分である事に囚われず臆することのないヘミ。若く金持ちで、世間や周りの友人たちをも退屈そうに眺めるベン。
そのどちらも持ち合わせず、自分の表現したいことを見つけられずにいる主人公のジョンス。

象徴的な言葉が行き交い、物語に深く絡んでいてラストには深いため息が出た。
“あると思うのではなく、ない事を忘れるのよ”
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