バーニング 劇場版の作品情報・感想・評価

上映館(13館)

「バーニング 劇場版」に投稿された感想・評価

無数に散りばめられたキーワードが何を意味するのかはっきりわからないまま、ついついジョンス目線で観てしまったので後半の猫のシーンからのスリル感はたまらなく、「ベン、やっぱり貴方だよね?」と単純に思ってしまったのは監督の手腕か私の読解力のなさか(たぶん両方)。
ただ余韻は半端ない。

もちろんこれは犯人探しのミステリーではなく、ジョンスに容疑をかけられたベンにしても、実際にはただ、何をしているのかわからない金持ちの男(+謎の言動)=怪しい、という偏見だけで、確たる証拠は何もなく、あるのは曖昧な「状況」だけだったのだと気づく。

序盤、ヘミがジョンスにパントマイムを褒められて言うセリフ

「そこにあると思い込むんじゃなくて、ない事を忘れればいいの」

これは散りばめられたキーワードに繋がる。姿は見えないけど確かにそこにいる猫、なかったと言われるけど確かに存在していた井戸、焼かれた様子のないビニールハウス(ベンは想像の中で焼いていた?)、見えないけど、ヘミは美味しそうに蜜柑を食べる(本当に、果汁の滴も感じるほどに絶品のパントマイム)。

ハイライトとなる3人で並んで日没の赤く染まった空を眺め、ヘミが夕陽を浴びて踊るあのシーンは美しく、ぼんやりと鑑賞していた私にも強烈な余韻を残したのだけど、あれはヘミにとって最後の「光」の瞬間だったのだろうな。

1日に一瞬だけ光が差すヘミの部屋も(追記:この部屋が表すのははヘミの人生そのもので、一瞬だけ射す光さえ、太陽の光が直接届くのではなく向かいのビルに反射した光、というのがまた辛い。)その瞬間が終わればあとは闇、美しい夕陽の後に待つのは闇。そしてあのラストが実際に起きているならば、ようやく小説家として創作意欲が湧いたジョンスを待っているのも闇。

結局グレートハンガーにもなりきれないリトルハンガー、ジョンスに溢れた世の中は、確かに闇だ。
1993

1993の感想・評価

4.0
「ある」と思っちゃだめなの
「ない」ことを忘れればいいのよ
Hattori

Hattoriの感想・評価

3.9
TV版もやってたじゃんと思いつつ見てみたら補完されたりちょっと話が変わったりでこれはこれで良かった
Rosso

Rossoの感想・評価

4.0
よ〜〜〜うやく観れた。
これまたすんごい。

変な踊りが挿入される韓国映画は秀作の法則、ここでも発揮。
(ヘミちゃそ〜〜!!!)

笑った顔が履正社→千葉ロッテマリーンズの安田尚憲くんそっくりなイ・ジョンスへの分かりみが深くてな。
彼が今こんな気持ちだろうな は些細な表情からひしひしと感じるんですけど、少し思ったのが彼はNo と言えないなあと。

いや、僕結構イ・ジョンスへの共感度は世間的に比べて高い部類だと自負してるんですけど、ベンみたいな如何にもお察しな人とか目の前に現れるだけでNoとなるのでね、
事あるごとにYesと提案を受け入れる分岐ルート通るとどうなるのか みたいな興味関心さえ湧いちゃったんですね途中から。
故にまーじで 「あぁ... 」と居た堪れない気持ちになるんです。映画を褒めてます。

うん?これ伏線か?とか
あのシーンとは? がもやもや残るのが寧ろ心地よい。
簡単に言語化できない幸福っつうのかな(単に僕がポンコツ説も大いにあり)、まあこれもコクソンパターンで時間置いて2度目堪能したいやつですね。

最後に友人と感想がモロ被りなんですけど、ヘミちゃん役のチョン・ジョンソさん。
おっぱい出しOKでいらっしゃるならば何卒パク・チャヌク作品にて艶やか全開な役にて淫靡な姿を見せてくれ...!!
(ヘミ宅にてバーニングするジョンスに心を通わせながら)
kaohana

kaohanaの感想・評価

3.6
シネマート新宿にて。
何とも言えない空気感。
ベンが現れてからのいたたまれない感じ。
"あるもの"と"ないもの"
始めから終わりまで答えが出ない。
母親との再会のひとコマに現実を見た気がした。
今年劇場鑑賞17作目「バーニング 劇場版」鑑賞。

村上春樹の原作「納屋を焼く」を名匠イ・チャンドンが映像化。

NHKの企画で世界の名匠に村上春樹を映像化するという企画で短編50分バージョンが存在し、放映されたらしい。本作はそれを劇場版にしたものである。

文学的というより変態的。序盤から違和感が付き纏い最後の最後までモヤモヤする。。。序盤からの伏線。セリフとして発せられる「メタファー」という言葉。観た側の取り様で様々な解釈ができる。
まるでトラップだらけの映画の様だった。

いったい何者か分からない金持ちの青年をウォーキングデッドのグレン役でお馴染みのスティーブ・ユァンが演じているが、退屈そうなあくびをしてからの笑顔が笑顔じゃない。。。常にニコニコしているが目の奥、笑っていない。
恐らく今、ウォーキングデッドを見直したらグレンの笑顔が信用できなくなっているだろう。。。

ヘミがやっていたあのバイトはあんなので集客できるんだろうか?!謎である。少なくとも自分なら店先であんなチャンネエが踊ってたら入るの躊躇する。。。

イ・ジョンスに一言。
女子の部屋でオ◯ニー、ダメ絶対。
nar

narの感想・評価

-
ずーっとずーっとドキドキさせてくれる
ゆらぎを撮り続けてくれる、最初から最後まで
Tom

Tomの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

思わせぶりなシーンの連続。訳がわからないよ!
Atsushi

Atsushiの感想・評価

4.0
3人の関係性の見せ方、不穏な空気感の出し方や語り口が秀逸。
考えれば考えるほど深みにはまる。
okimee

okimeeの感想・評価

3.8
けむにまかれた感じ。
もうわからない。
誰か解説してもらいたい。
「ない」ことを忘れれば良い。
「ある」ことの確証なんてない。

でも長い。あと韓国の女の子細い。
あと、個人的に実家が農家でたくさんビニールハウスもあるので、気が気ではなかった。まんまとけむにまかれた。
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