ジョニー・トー版は★5点満点だった私。
韓国ノワールのクオリティは信じているものの、どうリメイクされるのか期待半々。
結論としては良いリメイク！
・・・なんだけど、トー版にあったそれまでの綿密な捜査や努力を全て無に帰すような、大立ち回りによる清々しさを得られなかったのは残念。
というのも、このリメイク版では若干人情味のあるストーリーとしてオチを大幅に改編しているのです。
基本的な大筋や捜査の流れは同じではあったけど、主人公と捨て犬の関係をはじめ、捨て犬の生い立ち、ろうあ兄妹の関係など切なくさせる要素があって、トー版の麻薬組織側と潜入捜査側、両方にあった冷酷な雰囲気が薄れてしまった。
オリジナル版にあったルイス・クーの生きる残ることに固執したキャラクターも良かったんですよねぇ。
ただ、新種の麻薬を売りさばくフェイク交渉での目玉食いはオリジナルになかった狂った演出としてかなり良かった！
こちらを先に観てたら観てたで、間違いなく満点にはしていたと思います。
あと、個人的にどうしても気になってしまった点として、主人公が世界のナベアツに見えて仕方がなかった事かな。。。w
