1819年英国。
重税と貧困にうちひしがれた人民がデモを起こすと、政府の騎兵隊によって多くの命が奪われてしまう。後に「ピータールーの虐殺」と呼ばれた歴史映画。
1819年といえば、地域は違えど、ダーウィンやミルなどの自分の尊敬する偉人たちが生きた時代。
個人的にこの時代は特に好きで、世界観を味わう意味でもずっと観たかった作品。
内容は、史実に基づくだけあってかほとんどすべてが政治に関する会話シーンで構成されていました。それゆえ全体的にかなり地味で単調。
一応、“しいたげられた人々”という感じの平民目線のバイアスはかかっているものの、客観性がゼロというわけではなく、政府と臣民の視点を交えながら話が進行します。
自分はヨーロッパ史が好きなので楽しんで観れましたが、基本的に2時間半ずーっと会話や演説を聞いているだけでした。
かなり人を選ぶ映画かもしれません。というか興味が無ければ観れたもんじゃないかも。
個人的には結構好きなんですが、なんとも万人向けではないので、総合的な評価が微妙なのも納得。