ピータールー マンチェスターの悲劇の作品情報・感想・評価

「ピータールー マンチェスターの悲劇」に投稿された感想・評価

Mariina

Mariinaの感想・評価

3.5
終わり方を観た時に、決して希望の光を見せるようなことはせず、残酷な事件の真実を残酷なまま伝えたいんだなと思った。
あるひと家族を取り上げて。

イギリスの歴史において最大の汚点であるから、学校で教えないところが少なくないようで、イギリス人でも知らない人が多いらしい。

200年前の事件だけど、今日のニュースでも観るような対立だった。
795

795の感想・評価

2.7
こういうのもモチベーションにして政治や歴史を学んでいこう
Toritori8

Toritori8の感想・評価

3.8
マイク・リー監督作品。イギリス史上最も苛烈な民衆弾圧事件とされる「ピータールーの虐殺」を題材とした映画。冒頭で"Amazon Studios"の配給表示がなされ、映画業界の潮目の変化を目の当たりにした心持ちになりました。
 まず、本作の内容は、一言でいえば「体制側の誤想過剰防衛」だったといえるでしょう。①実際は武器を持たず非暴力を貫徹させた集会であったにもかかわらず、民衆が体制側に牙を剥くのではないかという恐怖心由来の「誤想」が拙速な軍隊の出動を招き、②現地に赴いた騎兵達は「民衆を散らす」という指令しか受けていないにもかかわらず、現場の混乱に乗じて抜き身のサーベルを民衆に振るうという「過剰」な鎮圧手段を用いてしまったわけです。③これらは、参政権を始めとした基本的人権の確立されていない当時の秩序を体制側が「防衛」しようとしたことから生じた事態であったと評し得ます。
 確かに、フランス革命といった暴力革命の影響を危惧する体制側の考えは、公の安寧や作中の王妃が恍惚とした表情で口にした「静穏(tranquility)」を維持するという観点からは当然に理解できるものではあります。しかし、本作でより深刻な問題とされたのは、民衆のもつ潜在的な「爆発力」ーーいわゆる集団暴徒化論とも評されるものーーではなく、体制側の有する圧倒的な軍事力の濫用の危険性にあることは明らかでした。騎兵達に与えられた「民衆を散らす」という指令は、本来的にはサーベル等の武器を用いて威嚇し、畏怖させることで民衆を散開させるものであったはずです。そうであるにもかかわらず、民衆を斬りつけ殺害するに至ったのは、あるいは民衆の攻撃に起因する正当防衛だったのかも知れません。しかし、作中で体制側の登場人物が民衆のことを「虫けら」だとみなす発言がしばしばみられたことや、窃盗罪で「オーストラリア14年の流刑」や「絞首刑」といった余りにも苛烈な刑が宣告される刑事裁判をみてもわかるように、体制側の人間や法制度自体が民衆の生命や身体を軽視していたことは明々白々です。楯突く人間に人権はない、そんな奴は叩き切ってやれという発想が、ピータールーの虐殺を生んだといってよいでしょう。マイク・リー監督の込めた問題意識はこの辺りにあったのだと理解しています。
 これらのことから、現在当たり前のように享受している基本的人権の数々は、人類史レベルでの血生臭い闘争の果てに獲得されたものであることに改めて思いを致すと、日々の生活の中で参政権等の憲法上認められた権利を着実に行使しようという気持ちがむくむくと湧き上がってきます。本作は、人権擁護のために自分に出来ることはないかと考える契機にもなりうる大変優れた作品であったともいえます。
 なお、エンドロールが始まると同時に劇場から「これで終わり?」という声が漏れ聞こえましたが、この唐突な終焉や後味の悪さは史実由来のものであって、観客にそれを追体験させようとする監督の意図を感じました。もっとも、その後のガーディアン紙の設立まで描かれていれば、現代との連続性を一層感じられて尚良かったのだとは思います。いずれにしても、多くの方にお勧めできる映画であることに違いはありません。
【吹替版】
※未製作


【字幕版】
〇'19 11/16〜29単館公開: シネモンド<金沢>
●'19 11/23〜29単館公開: メトロ劇場→
〇'20 2/4
配給: ギャガ→
発売元及び販売元: ギャガ
ワイド(Movietec,PANALUX/ビスタ)
音声仕様表示無し
11/29 15:00〜 メトロ劇場にて観賞
DCP上映
LPCM5.1ch
パンフ未購入
※Amazon Studioロゴ→
ギャガのロゴの順
L-chサラウンドスピーカーから時々(ブーンという感じの)モスキート音。
スクリーン裏から三回くらい(バチという感じの)ノイズ
劇場では字幕版のみ。
記録2019 11月22本目 累計267本目 

本日2本目 ちゃんと当時の国王とか貴族をクズをクズとして描くのが素晴らしい。
で、誰にあてるでなく、色んな人を客観的に捉えてた印象。
前半の演説から一転して後半の惨劇 これがまたしつこく長い。見ていて辛くなる。で、ラストもこれで終わり?せめて予告に出てた新聞の報道の流れも見たかった。あれで終わると辛い。残酷でした。
小小野

小小野の感想・評価

3.6
政治ってなんなん?
最後しんどいな

世界大戦で生き残ったにもかかわらず、地元で自身の命をかけて守った祖国の兵に刺されて殺される彼
彼との最後のお別れシーンで、我々の罪を許せ的なことを神に祈る神父様 いや、アーメンじゃないよね 理不尽にも程がある

地方での惨劇をまるでわかっていない言動を繰り返す王族&官僚たち
今の世界とさして変わりなく、今生きてる世界にげんなりした
大鳥涙

大鳥涙の感想・評価

3.5
マイク・リー渾身の一作。
前半の演説の嵐は流石にキツかったが、クライマックスのモブシーンとに対比で必要だったんだろう。BGMを流せばドラマチックになるところを、ひたすら写実化している作風に本気度を感じた。思えばこれこそマイク・リーの作風だった。
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