バス行っちゃった

バンクシーを盗んだ男のバス行っちゃったのネタバレレビュー・内容・結末

バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

自分の中でグラフィティに関する認識がタギングより先に進んでいなかったことを教えてもらえたので、それだけでも見る価値は十分にあった。

ただ、グラフィティそのものを取り巻く状況については興味しんしん丸だったものの、ことバンクシー周りについてはこれまでのドキュメンタリーで描かれてきた範囲から抜け出る部分がないように思えて、かといってこれ一本でバンクシーについての基礎的な知識が身につくかというとそれもちょっと無理があるような気がしてしまい、ちょっと中途半端だった割に尺だけは長いので、退屈っちゃくつかなと。

まあ、皆それぞれに正義を持っているけれども相手の正義にはどちらも共感の姿勢を見せない、ゆえの壁であるということを丁寧に語るためのバンクシーだったのかなとも思えたし、素人がつのだ☆ひろ感覚で氏名の間にザ・ビーストなんて入れてしまうのは、これはロケットに小馬鹿にされかねない危険な案件だということもわかったので、けっして見て損をする類のドキュメンタリーとかではなかったみょん。ん。