このレビューはネタバレを含みます
映画の作りとしては、よくある形でした。
最後の弁論で、物語のクライマックスを迎えるところは想像の域を超えなかったけれど、主人公が事実に基づいた実在した人物だという事が素晴らしいですね。
こういう素晴らしい人生の先輩達がいて、今があるんですね。
以下、wikipediaより。
母親は非常に知的な女性であり、「淑女たれ、自立せよ」との教えを重んじて彼女を育てた。「淑女たれ」とは「自分の感情をコントロールし、怒り、悔恨、ねたみに流されるな、こういった感情は徐々に力を奪うものでしかない」ということであり、「自立せよ」については、「母は、私がいつの日か白馬の王子様に出会って結婚することを望んでいたと思います。それでもなお、母は自力でやりくりする能力の大切さを強調しました。」と語っている[5]。怒りに駆られて話すなという母親のアドバイスは、徹底的に準備するという法律家としての彼女のスタイルに影響を与えている[6]。
ルース・ベイダー・ギンズバーグと言う人を初めて知りました。
お母様の言われた「淑女たれ」
素敵な言葉ですね。
歳を重ねても、感情をコントロールすることは中々難しいものです。
男女不平等が当たり前だった世界の中で、感情をぶつけるのではなく、知性を持って冷静に戦った彼女はまさしく「淑女」だと思います。
彼女を支えたご主人も、素敵でした。
映画って、こう言う、知らなかった人物や事件や歴史や、感情を知ることができる。
これが本当に素晴らしいところだな、と思います。
色んなことに差別の撤廃が叫ばれる昨今、
本当に良い事だと思っています。
が、ただ、1つ、最近思うのは、行きすぎるのもちょっと違うかな、とも思ったりもしています。