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ビリーブ 未来への大逆転のEDDIEのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.4
男女平等の社会を求めて、一人の女性弁護士の奮闘を描く伝記的映画。
実話ながらも、感動要素も多く、見どころ満載です。差別を題材にした映画が取り沙汰されている今だからこそ多くの方に観てほしい!と純粋に思える作品でした。

以下核心には触れてないつもりですが、やや本編に触れているのでネタバレ無理無理って人はお気をつけください。

時は1958年。ハーバードのロースクールが女性の入学を許して6年目。そこに入学した弁護士を夢見る女性ルース・ギンズバーグ。ロースクールの学部長がまたとんでもない女性蔑視野郎でして、これ今の時代だからこそ、この学部長の言葉一つ一つに腹立つんでしょうね。
そこから多数の困難をかいくぐりながらも首席で大学院を卒業するとんでもない努力家な彼女ですが、あらすじにあった本筋はここから更に時を先にした1978年。

男女差別をなくしたいその一心でとある弁護案件を引き受けることになったルース。
ここから裁判に勝つために奔走する主人公の姿に心動かされるんですけど、何よりも彼女を支える税法専門弁護士である夫マーティンの存在が大きいですよね。
妻のことを理解しているからこそ、かける言葉の一つ一つが凄く思いやりがあって本当にいい旦那だなぁと。先述した学部長とは大きな違いだと!笑
あとは、娘ジェーンの成長を見れるのもこの映画の醍醐味。最初は母ルースに認められない、自分はママと違って頭良くないんだからと反抗心を見せながらも、母ルースを後押しするセリフをかけた辺りに成長したなぁとこちら側もなんだか親心で見てしまうわけです。

とにかく家族みんなで結束したからこそ闘えた裁判なんだなと。だからこそ終盤の弁論のシーンは、ルースの言葉が身に染みて涙腺やられましたね。

どんな結末になったか、物語の大筋も含め、是非とも映画館で観ていただきたいです。

あと、本作に出てくるメルというキャラがいるんですが、朝ドラ「まんぷく」の世良さん(桐谷健太)にしか見えないのは私だけでしょうか(笑)
EDDIE

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