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ビリーブ 未来への大逆転のTOTのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
3.4
入学した大学の生徒500人中、女性は9人。
トイレも無く、卒業後も女性だからと弁護士になれない。
教授になった彼女を奮い立たせたのは、独身男性は介護費用の所得控除が受けられないという“男性差別”訴訟。
数々の性差別案件に挑んだRBGの若き日の姿が、何も諦めることはないと教えてくれる。
‪「人が変わって法律も変わる」「法廷は天気に左右されないが時代の空気には左右される」「国を変えてと頼んではいない。法廷の許可なく既に変わっているから。変わる権利を守ってほしい」という言葉は、今の日本で様々な事件に挫けそうな心に喝を入れてくれる。
‪脚本家ダニエル・スティエプルマンはRBGの甥。叔父マーティン・ギンズバーグの葬式で弔辞を聞いて脚本の執筆を決意。
何稿も重ねた脚本はRBGが毎回目を通したそう。
派手さはないけど堅実な展開で、おそらくアメリカの映画史上一番長い女性によるスピーチだという、法廷のシーン良かったな。‬
https://focusfeaturesguilds2018.com/on-the-basis-of-sex/screenplay/On_the_Basis_of_Sex.pdf
‪小さな体で奮闘するフェリシティ・ジョーンズ素晴らしいかった。
娘役ケイリー・スピーニー(ホテル・エルロワイヤルの妹ちゃん!)との雨のシーン最高。
夫マーティン役アミハマさんの華麗なエプロン姿が眩しく、アミハマさんと2度目の共演ジャック・レイナーも真顔怖くて良かったな。
5月公開のドキュメンタリーも楽しみです。
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