Aya

ビリーブ 未来への大逆転のAyaのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
3.6
#twcn


超アッパームービー。期待してたけど、思ったのと違った。RBGの話なのね!

しかも脚本がRBGの甥っ子さんだとか!
それはまぁ・・・凄いな。

アミハマさんが良い夫、という噂しか聞いておらず、ベスハマ姉さん徹底管理の下、ラブシーンNGのアミハマさんが良い夫ってそれあかんやつちゃうん?!て思ってたらラブシーンとかなかったw

後、なんかCMBYNのオーディオブックの聴き過ぎでアミハマさんの声がなんか、聞いただけでヤバくなってましたw

アミハマさんが良い夫なのは妻のことを誰よりも信じていること。
後、家事に協力的、というかほぼRBG家事してないという。(多分料理が下手くそw)

フェリシティ・ジョーンズがあの小さな体からパワーをガンガンに押し出し続ける2時間。

最初にハーバードに入学した時に晩餐会が開かれるじゃないですか??
で、学長が500人中9人しかいない女子学生に向かって「君たちが貴重な男子9人の席を奪ってでも入学した理由を述べたまえ」って言うんですよ。

ウケるーw
と、爆笑してたんだけど、劇場誰も笑ってない。
映画の中の誰も笑ってない。むしろ女子学生たちは困惑している・・・これギャグじゃないんだよ!
ガチで言ってるわけ。

うそん・・・。
こんなことの繰り返しで。
舞台は50年代後半から70年代前半。

今聞いてたらこうやってギャグかと思うありえない女性軽視の差別発言が「当たり前」やったのって、ヤバい・・・恐怖すら感じますね。

しかも就職の面接に行ったら超優秀なRBGに対して「うちの事務所はみんな家族みたいだから、女性が入ると奥さんたちが嫉妬するんだ」という理由で断られる。

ありえないだろー!!!
男性からの抑圧だけでなく、その抑圧の下で生きる女性にも蔓延していた狭い考え方。

それに負けない!RBGは、弁護士として就職することができず、教育者になるんですね。
もうあの我が強いRBGが、理不尽に諦めた仕事してる時の不満ガンガン溜まってます!の怒りのボルテージ常に高めな感じ凄いですね。

この時代の法の執行人たちは言います。
「今のこの状態こそ男女平等であり、女性に配慮しているのに何が負担なんだ?子供たちが家に帰って母親がいないなんてかわいそう。だから残業はさせない。女性が職業を自由に選択して消防士や軍人になったりしていくことは、男性が看護師や教師になる可能性だって出てくるんだぞ」

現状その世の中ですけど?!

だから、人は変わるし、時代は変わるし、常識が変わる。
それによって法律を変えていかないとダメなんだよ。

特に娘いいっすよね。
おかんに似てめちゃ頑固。
そして古い時代に抑圧されて生きてきた母に比べて、ベトナム戦争真っ只中、ヒッピー文化の到来にティーンエイジャーの娘とはもう考え方が全然違うわけで。
雨のシーン最高でしたね。

肝心の裁判シーン自体は割と地味なんですけど、多分ほんまはこのくらいのテンションやったんやろうなぁ、と思った。

衣装も素敵です!!

もうすぐRBGのドキュメンタリーもあるので両方チェケラ!
彼女だって、自分が80歳を超えてポップアイコンとなり、自分の口紅が売られるとは思ってなかったでしょうよw


日本語字幕:齋藤 敦子
Aya

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