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ビリーブ 未来への大逆転のニニのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
3.0
確かシャロン・ストーンの発言だったと記憶しているのだけど私の好きな言葉に「男女平等とは男女が同じラインに立つことではなく等しく価値のある2本の線があるということ」と言うものがある。この映画はその前段階のお話。まだまだ女性達が男性と同じ事ができると主張しなければいけなかった時代。

本作に触れるまでルース・ギンズバーグという女性のことを知らず、20世紀のアメリカであのような性別による差別が幅を利かせていてたこと、闘った人達がいたことについて考えたこともなかった。冒頭に挙げた言葉は少なくとも日本においては今もまだ達成されていないと感じるが、ルースのような先人達の尊い歩みがあったから今日があり、今日があればこそ私達は未来を作ることができる。

実話に基づくだけに匙加減が難しくて、あまり映画的なカタルシスに偏り過ぎても白けてしまうとは言えもう少しパンチがあっても良かったかな…と思ったところに最後に流れたご本人の肉声と思われる弁論とそのお姿のなんと力強いこと。
彼女のドキュメンタリー映画も公開を控えているということで、ぜひ観てみたいと思った。

《SCREEN13(東京宝塚地下) 》

配給:ギャガ