watarihiro

ビリーブ 未来への大逆転のwatarihiroのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.0
劇場鑑賞28本目

ルース・ギンズバーグはハーバード大学の法科大学院の1回生で多忙な日々を送っていた。だが、夫のマーティンがガンを患ったため、夫の看病と娘の育児を同時にやらなきゃいけない状況となった。2年後、マーティンのガンは治まり、ニューヨークの法律事務所で職探しするが女性であったため、法律事務所での職を得ることが出来なかった。結果、ラトガース大学で講義を行う。1970年、チャールズ・モリッツという男性が働きながら母親を介護するために、介護士を雇いたかったが、未婚が理由でその分の所得控除が受けられない状態にあった案件を知る。ルースはこの件をきっかけに法律の中に潜む性差別を撲滅する動きに出るが、、、。

法律の事は詳しくないですが、本作は深くそしてカッコいい話だと思いました。過去の法律家が成し遂げなかった事を成功。素晴らしいサクセスストーリーだと思います。

こういった作品見ると、押井守監督の本に書いてあった映画こそ社会人が見るべきという言葉を思い浮かびます。時代のせいで法廷に立てなかった彼女が法に記されている性差別の条文に訴えているという一大イベント。経験無しの等しい彼女は過去のデータの収集と模擬裁判。下準備の大切さが伝わってきます。勝利への努力、ギンズバーグは素晴らしい女性でした。見るべき法廷作品です。

劇中での女性を簡単に見下す男どもにドン引きしました笑
watarihiro

watarihiro