ジュディ 虹の彼方にの鮃サブロウ太のレビュー・感想・評価

終始痛々しさが付きまとう感じでお世辞にも心地いい映画とは言えないのだが、役者の演技が歌唱を含め抜群にうまいので物語が進むにつれ作品の痛切感が掛け替えのない魅力に変わっていく。
ところどころ回想場面が挿入されるが、そこで主人公を演じている女優がこれまた大変にうまくて、現在と過去が非常に滑らかに接続されている。
時代性を大切にしたセットもすばらしく、作品に品位を与えていると思った。