このレビューはネタバレを含みます
どう考えてもこんなボロボロになったの芸能界のせいだ。そういう時代だったんだろうけど、あまりに酷い。
借金も依存も元はと言えば芸能界のせいだ。
薬やら何やらでボロボロなんだから、ショーの当たり外れがあるのは当たり前だ。
しかしショーが終わって大歓声のステージ裏で、デートの誘いを断って舞台に出ていくシーン、この人はやはり人前に出て表現する天性の人なんだなと思った。問題を起こしながらも引退せずにずっと現役だし。
ステージに出ていきなりMCじゃなく、すぐにバンドが演奏を始めれば変な空気にならずに済むのに、とは思った。
あとステージで倒れたらすぐ誰か助けに行こうよ。
問題児だったかもしれないけど、ジョークがとてもキュートで、ゲイカップルにも寛容で、子供達を心から愛していて、基本的には心の優しい人なんだろう。
だからこそ、とにかく可哀想で可哀想で…
最後の「虹の彼方に」のシーンは泣けた。
「まだ信じてるのよ。客との間に生まれる愛を」というセリフ、その通りになったと思う。
あと、10代と声も歌い方も全然違うけど、歳を重ねてめちゃくちゃ味と深みのある歌になるの、本当に好き。
映画「虹の彼方に」を観たことがあるだけでその後の活動を全然知らなかったし、歌も聴いたことがないので、聴いてみようと思った。
映画館で観るつもりだったのに行けなかったのが悔しくて、配信が始まってもなかなか観なくてすみませんでした。