このレビューはネタバレを含みます
『オズの魔法使い』の女の子の人の話。
子供のことは大切にしてたのに、自分がちゃんと愛されてこなかったから大事なところで心の中のこと言えなかったり、するべきではない行動をとってしまってたのがよくわかる。
誰か歌手としてじゃなくて本人のことをちゃんと愛してあげてほしかった。
最初のショーで「歌えない」って言った時声出ないのかと思ったけど子供と離れた直後のあの曲辛過ぎるから歌えないの納得。
途中で愛してくれるかもしれない男と結婚してその男に捧げた曲は散り、子供からの一番の愛も感じられなくなって荒れたのも仕方ないと思う。
「自分を大切にしてね」って優しく声を掛けてくれる人はいつも外側の人間だったから、なんだか本当に観てて辛い。
最後の「曲は任せるわ」って言われて選曲したピアノマンの思い遣り最高で嬉しかったのと『虹の彼方に』が歌えなくなってあの昔からのファンが歌って応援してくれたところで泣いた。
エンディングでこのロンドンの公演の半年後に亡くなったって記してあった。
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