最後のOver the rainbowに号泣。見事すぎたし、そっと寄り添うようで。そして歌は育っていくことも胸を打つのだ。
この曲の中に彼女がショービジネスの中に閉じ込められて幼少期から愛に飢え、苦悩しながらも、希望を信じようと前に前にとか弱い足で進んできた人生が、もう全部詰まっていた。しかもそれをレネー・ゼルウィガーの人生とも重なって胸がいっぱいになる。素晴らしい歌だ。
この曲にたどり着くまでのジュディの人生のか細さと映画の伏線に、胸が苦しくて、だけどそれも全部彼女が震えながら立つステージで歌った瞬間の凄ましさはきっとレベルが違ったんだろうなと思ったりして。
子役時代のシーンから印象的なのは眼の瞳孔。働くために薬を飲まされていた彼女の目は妙にらんらんとしていて、今思えばそういうことかと思わされてしまう。この映画をきっかけにジュディ・ガーランドのことを調べてしまった。
映画館で観れてよかったなぁ。