「ホイットニー」以来これもスコア付けたくない。
誰得の作品なのか？とりあえず断罪されるべきはハリウッドの在り方だとは思うけど。
まだ年端もいかない子どもの成長を蔑ろにするような、人を商品としてしか見ていないようなありように心底嫌気がさす。
始まりと終わりしか描かないジュディ・ガーランドの人生だから、もちろん間には輝かしい功績があるのだろうし、世代を超えて「虹の彼方に」が歌い継がれている事を考えるとひどいだけの人生でないと思うのに、ここに描かれているのは救いようのない出来事だらけ。こんなにも彼女の人生を惨めなものにする必要ってどこにあるのだろう？
救いようのない展開に途中もう観ている方辛い。彼女に起こる出来事の結果がほぼほぼ予想できるから尚更。あんな大きなホールケーキなのに切り分けられたのは割と薄い。それでも食べるのにお皿をくるくる回して躊躇している様が何とも悲しい。
唯一の救いは、出待ちしていたゲイのカップル。最初仕込みかな？と思ったら本当のファンで良かった。あの2人の存在だけが救いだった。
