冒頭から鳥肌。ラストはしみじみ涙。映画「ジュディ 虹の彼方に」(2020)鑑賞。
3月に公開されはじめたものの、昨今の情勢で日本全国の映画館が数ヶ月にわたり臨時休館となっていて観れなかった作品。
徐々に映画館も各地で営業再開し始めてきていて、本作も再び映画館で鑑賞できるようになるのかなと思いますが、私のテリトリーでは、映画館営業再開はもう少し後かなということで、待ちきれずに、YouTubeの有料レンタルで鑑賞しました。
アカデミー賞主演女優賞を大好きな俳優さんのひとりレネー・ゼルウィガーさんが受賞された作品。
そして、これまでに何度観たことかという映画「オズの魔法使」(1939)で主演されたジュディ・ガーランドさんの半生を描いた物語ということで鑑賞。
子供の頃から晩年まで、あんな思いをしてがんばっていたんだなぁ、、ジュディ・ガーランドさん。
主演作品で未見の作品も数多くあるので、個人的にジュディ・ガーランドさん出演作品のいくつかをこれから味わっていきたいと思います。
そして、本作で晩年のジュディ・ガーランドさんを演じたレネー・ゼルウィガーさん、お見事でした。
また、青年期のジュディ・ガーランドさんを演じたダーシー・ショウさんは、映画「オズの魔法使」のドロシー役を演じていた頃の苦悩を痛々しいほどに見事に表現されていて胸が痛みました。
晩年のジュディ・ガーランドさんが、時に折りフラッシュバックかのように青年期の頃を思い出すというシーンが要所要所に挟み込まれ、青年期と晩年とのシーンが行き来します。
様々な人々との関わりを見ていて、ジュディ・ガーランドさんの人となりを垣間見ることが出来て良かったです。
私的にグッときたシーンのひとつは、晩年のジュディ・ガーランドさんが、ショー後に出待ちをしていた2人のファンにサインをすることから始まる一晩の交流が描かれていたシーンです。とても幸せそうな3人に胸を打たれました。