HosoYankovic

私は、マリア・カラスのHosoYankovicのレビュー・感想・評価

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)
3.3
マリア・カラスは思慮深く聡明で愛に生きる女性であったとこの作品を通して知った。母子家庭に育ったためか、圧倒的に歳の離れた男性と恋愛するのは父性愛の欠落した幼少期を埋めるかの様だ。それは「私の自叙伝は歌の中に綴られている」と述べ、「私のお父さん」が最後の劇中歌として使われているところに表れている。歌唱も素晴らしいが人としても素晴らしい。