tonga

バグダッド・スキャンダルのtongaのレビュー・感想・評価

バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)
3.2
2000年代初頭に、国連史上最悪のスキャンダルとなった『石油➡︎食料交換プログラム』を史実に沿って映画化されたものです。

原作者は実際に国連職員だった方です。内部告発ものサスペンスとしては、映画『スノーデン』より緊張感がやや薄めですが、人の顏の表裏を知ることができる、ナカナカ楽しい映画でした。

一見するとイラクの住民を救う為の人道支援マネーを、その巨額の予算ゆえに利権に群がるハエ達が吸い取っていく仕組みがよく分かりました。

この映画を観ると、普段ニュースで触れる『善』の活動も、何か裏な顏があるのでは?と勘繰っちゃいますね。
何せ、映画ではガンジーさん(ベンキングスレー)が、ブェノムさんよりも悪だもの。 人の頭をガブッとしないけど。

アメリカ映画ですから、やっぱりラブ話も絡みます。
主演のテオジェームズさんもいいですが、通訳兼スパイ役のベルチムビルギンさんが、少し哀しげな表情も美しく、凛とした姿がカッコいい女優さんでした。
映画の最初の方では、エミリーブラントさんかと思ってました。
イラクだけど、決して音を立てちゃあかんよって祈りつつ。

楽しみながら勉強になる映画です。