ダイセロス森本

バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり/悪夢の逃避行のダイセロス森本のレビュー・感想・評価

3.6
ドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』で最恐ヴィランを演じたデイヴィッド・テナントが再び最恐のサイコキラーを演じる…!

ということで鑑賞。ぶっちゃけもうこの手の映画は見飽きたよって感じなんだけど、なんかいい感じにシュールにまとめてあって好きでした。全然集中力無くてもいける面白さ、常にドキドキしている感じが良いかも。

しかも舞台がポートランド!オレゴン州なんです。ポートランドから2時間のところに住んでいるので謎の親近感。ポートランドにはよく遊びに行くけど、あんな怖い人がいるならもういきたくないな(来週NBA見に行くけど)。

豚の鼻みたいな高級車を乗り回すデイヴィッド、かっこいいけどなんか痩せた…?役作り…?やたら目がぎょろぎょろしていてジェシカの時よりさらにヴィラン感増してるっていうか歩いてるだけで職質されそうな眼つき。やばいってこれ。恐怖だよ

主人公は彼らしいけど、青年が一応主人公だと思うのでまずは彼の紹介から。

主人公の青年はレストランの前で車を預かり、お客さんが帰るときにまた店の前に車をつけるというまあこちらではあるあるのバイトをしているのだけれど、彼らはナビを使って「Home」を探し出し、家を漁って良いものを盗んでから車を返すという最悪な悪事をやらかしている。
ある日豚の鼻みたいな高級車に乗った痩身の男の車を目の前にした青年は早速いつもと同じように家へ向かい、さあいよいよ物色…というところで、最悪なものを発見してしまう。
それは誘拐され鎖につながれた女性だった・・・。

ちなみに主人公は私の最愛の人、ロバート・シーハンです。この人の役のふり幅怖すぎて最近もうどうしたらいいかわからん。凄すぎる。

ここからどうしていくのか、彼はどう切り抜けるのかが非常に面白い。一回戻っていく感じから、もうドキドキが止まらないシチュエーションに入っていくのが最高。

謎に雪山舞台で最後を迎えるのだけれど、まあそれも面白い。
しかもしっかり”生かして”おくのがまあなんとも監督がサイコだなって感じ。

やたらにドラマチックすぎるBGMがちょっと邪魔だがそれ以外は文句のない出来。ただこれを日本で放映するのかというと…ネットフリックスおちが一番可能性高いかな?

ジェシカ・ジョーンズ、ドクター・フーでデイヴィッドのファンになった人は必見の一作。やっぱ気持ち悪い役がうまい。
JJの時はもうちょっとお手柔らかだったのがそのままサイコになった感じ。ここにジェシカ出てきても違和感ないよまじで!笑