RIO

LETO -レト-のRIOのレビュー・感想・評価

LETO -レト-(2018年製作の映画)
3.9
ロシアの抑制政治から西側へ憧れ
主張は歌えず自由を求めてる

不意討ちであらゆる人が歌い出し
しかもイラストが入っていて
ファンタジーで楽しい
IGGY POP「The Passenger」をバスに
乗ったおばさん&おじさん達が歌う

マイクは切ないなぁ
強面なのかと思ってたら繊細っ
気づけばみんなの話を聞いてあげてる
ナターシャを大切にしてる気持ちが痛過ぎる

当然のように歌詞は検閲される
*オレは歌いたい事があるんだ*

冤罪でロシア政府の監視下に置かれた
キリル・セレブレニコフ監督が
ロシアのロック・シーンを描いています
マイクがオープンリールのテープに録音した音源を
聴きながら歌詞を書き起こすとか
何を書いてるのかと思うとLPジャケットを
手描きでコピーしてる
それにポートレートにポスターまで手書き

音楽が好きでカッコいいのに憧れて
弾けてるのは見ているだけでも良い

外そうとしても抜けない指輪
お互いに必要としてて窮屈な国で
自由に生きようとするエナジー

一度きりの夏
爽やかでした☆★!
RIO

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