幕のリア

LETO -レト-の幕のリアのレビュー・感想・評価

LETO -レト-(2018年製作の映画)
3.8
ロックなんて少し不器用な音で構わない。
他のジャンルに比べスキルが無くても一定量の熱量が有れば成立し得るズルさがある。

旧ソ連。
そこにはロックシーンなんて語れるほどの土壌はあろうはずはないが、だからと言ってバカには出来ない情熱は確かにあった。

友情やら信頼やら人間愛やらがヒシヒシと感じられるメインキャストの交流が静かに熱い。

後進の才能を認め、活躍の場を与えることに躊躇のないベテランロッカーのマイクの姿が美しい。
ここ大事。

「WAVES」にはどうにも乗り切れない古い頭のロック馬鹿にオススメ。

〜〜

今日の一曲

劇中でマイクが若手の唄にアレンジを提言し歌詞にママ〜の一節を加える。
曲作りて楽しかったな。

Fatboy Slim - Ya Mama

https://m.youtube.com/watch?v=JEq10L7u3SM

劇中まさかのサイコキラーにも驚いたが久々に耳にしたこの曲も

T.Rex 'Children Of The Revolution'

https://m.youtube.com/watch?v=TjL7vO8-NOg

2020劇場鑑賞51本目
幕のリア

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