子供の頃にお伽話を読んだり聞いたりして、何となく不思議な感じになった時を思い出させるような、そんな作品。
ヨーロッパの文化圏での狼のイメージとかその暗示する意味を自分は知らないから、もっといろいろ知っていたら、この作品を更に深く観ることができたと思う。
とは言え、フィルムで撮影したような映像美、ラザロの美しい程の純粋さとその中身を現すかのようなキレイな目、昔話に出てくるような村、そこからの後半の展開や不思議な終盤…などは普通に楽しめた!
音楽が逃げる、というのも珍しい表現でとても良かったと思う。
あとはラザロが常に寒そうなのと、僧帽筋がすごい(笑)