ベルリンの壁が建つ前の共産主義ポーランドとフランス二つの国の間で、愛と歌に人生を翻弄された男と女のラブストーリー。
スラブ系の魔性美女ズーラの歌うポーランド民謡の素朴で透明感のある伸びやかな旋律と、同じ曲(2つの心)なのに、フランス語に訳されJazzにアレンジされたものは、うらぶれた悲哀を感じて、同じボーカルなのに全く違って聴こえる…
全編に流れる楽曲も映像にリンクされて、モノクロの映像に2人の心情や置かれている距離感とか、場所で、シルバーが強くなったり、青みがかったり、黄味を帯たり、モノクロームの中で色彩を感じた。
ラストシーンはとても意味深で、2人の向かう世界は、美しく幸せになれるところなんだと思いたい。💜
”一緒にいたいだけ”というキャッチコピーが物悲しい。