さな

COLD WAR あの歌、2つの心のさなのレビュー・感想・評価

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)
3.8
冷戦下のポーランドで惹かれ合う男女が様々な時代、街を転々としながら別れと再会を繰り返す物語。
場面が数年後に移り変わることが多々あり、その間二人はどうなっていたのか多くは語られない。そういった点で観る人に想像の余地を残す作品だ。ズーラが歌うポーランド民謡『2つの心』が時代によって歌い方(アレンジ)が違うのが聴きどころ。オヨヨーというフレーズが頭から離れない。
舞台がポーランドということもあってか劇中ではショパンが流れたが、エンドクレジットで流れたのは(おそらくグールド演奏の)『ゴルトベルク変奏曲』だったのが不思議。ジーンと胸に響くラストだった。
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