このレビューはネタバレを含みます
「ゲット・アウト」「黒い司法」「グリーン・ブック」など黒人差別をテーマにした映画は好きで、よく観るのですがこちらはかなり露骨に白人の黒人差別を描いていました。
ラストシーンで2017年のデモ、アメリカの状況を実映像と共に使用しており、長い差別の歴史はまだまだ続いているのだと実感しました。
「ドリーム・プラン」で黒人男性が唐突にKKKから銃で撃ち殺されたシーンは記憶に新しいですし、BLMを扱っている作品では良く出てくるこの団体のことがよくわかります。
電話越しに白人警官を演じる主人公は最後の最後まで黒人だと気づかれていなかったし、本当に肌の色や髪の質という要素だけで差別が行われ、言動も見た目というフィルターを通して色付けされるものなのだなと。ラストに自分が黒人だと明かすシーンはスカッとしました。
好きなシーン:なし