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ブラック・クランズマンのlaurusのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.2
一番最初のアレック・ボールドウィンのスピーチだけでどんな雰囲気の映画なのかよくわかっておもしろかった。そして映画自体も面白いし、考えさせる。かなりハラハラさせられる場面もあり、全編飽きないで見ることができた。終わってからも余韻に浸りたい映画。……だったんだけどなあ。余韻に浸る間もなく最後の最後でグイッと無理矢理現実に引き戻されてしまった……やりたいことはわかる。けど劇中でかなりどストレートなこと言ってたりする(america first とか
greatとか)し、よっぽど頭悪くなきゃ今の世情とリンクさせたいってのはわかるんだから、最後の最後の一連の映像は見せられたくなかったかなあ。自分のペースで消化したかった。個人的にはあれがなければ万人に勧められるいい映画だったんだけど。

それにしてもアダム・ドライバーのキャラがよかったし、とにかく演技が素晴らしかった。ピストル奪うシーンがめちゃんこカッコよかったなあ。
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