【闇に入り込む】
※まず、[KKK]という物を初めて知りました。その程で話します。↓
[差別主義者]という者は、世界中に存在する。その人は、ある種の人種に対しての[価値観]が普通よりも偏って出来ている。それゆえに、人はそれが増大すると、[破滅]させようとする…。
そして、それに対抗する者も…。
スパイク･リーはついにアメリカの歴史の[闇]に踏み込んだようだ。今回は作品自体をあまり難解にしていない内容にしていたと思う。
KKK ……いわゆる黒人･ユダヤ系等の[強大な敵]として、描き、
ロン、フリップ…闇に潜り込む"正義"の人
として描いている。そして、作風として所々にコメディ要素を感じられる。
人種の[多様性を恐れる]者と、それに[嘘]で立ち向かう者、二つの立場で描いているのがとても斬新だった。だが終盤のシーンは、とても衝撃的で、まるで[｢悪夢はまだ終わらない｣]と言ってるような終わらせ方で、改めてこの現実に"恐怖"を感じた。
今でも微かにだが、人種に対して厳しいところがある。そして、様々な秘密結社や教団も。この混乱したアメリカの社会が、少しでも"目を覚ます"ように、映画界でも徐々に、黒人の映画が認められつつある。そんな世になったからこそ、スパイクの映画がやっと陽の目を見るようになったのだろう。
この[恐ろしい現実]を多様な人種に、知らせる迄に……。
