しょうちゃん

ブラック・クランズマンのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.0
2019年20本目の劇場鑑賞。

1970年代にあった驚きの実話を基に、
コロラドスプリングス警察署初の黒人刑事となったロン・ストールワースと相棒のユダヤ人刑事が、
白人至上主義団体“KKK(クー・クラックス・クラン)”に対して行った大胆不敵な潜入捜査の行方を軽妙なタッチで描き出す。

ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる黒人警官と、
アダム・ドライヴァー演じるユダヤ人警官のコンビが、
二人でひとりのロン・ストールワースを演じて、
潜入捜査を行うとんでもない話が実話だということに驚き。
ブラックコメディーや、
差別ドラマでありながら、
トランプ政権に対する批判を込めた内容。
潜入捜査を行う二人が差別を受ける側である。
人種差別という重い社会問題をテーマにしながら、
人を差別する愚かさを笑いで見せてくれる。
電話の声で違う人間だと分かりそうですが、
実際にバレなかったのが不思議。
潜入捜査なんでバレるかバレないかというドキドキ感はそんなにない。
KKKの一人アイヴァンホー演じたポール・ウォルター・ハウザーは、
「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」と同じ感じの役だったのは面白い。
パトリス役のローラ・ハリアーは、
「スパイダーマン:ホームカミング」でリズ役を演じた時よりも、
とっても魅力的でした。
それは彼女がフロヘアがとっても似合っていたからだと思います。
最後に流れる最近起きた差別による事件の映像は衝撃でした。
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