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ブラック・クランズマンのwatarihiroのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.4
劇場鑑賞27本目

コロラドスプリングスの警察官になったアフリカ系アメリカ人、ロン・ストールワース。毎日の資料室での業務で差別的な嫌がらせを受けていた。次に配属された情報課で彼は新聞の白人至上主義団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」の広告を見つけ、電話をかける。巧みな話術と黒人やユダヤ人に対する差別的な表現で支部長に気に入られる。そして実際に出向くのは同僚の白人刑事フリップ。二人体制の潜入捜査が始まる、、、。

衝撃的な社会派エンタメ。黒人対白人の壮絶なバトルでとても濃くなるかと思いきや笑える部分あり。電話相手の支部長がかわいそうな感じに騙される。嘘のような事実が逆に面白いです。

冒頭部分の演説シーンはインパクトありました。コーリー・ホーキンズが演じるクワメ・トューレの演説よりも聞いてる客の表情が印象的。演出が凝ってて良かったです。

最後を見ると改めて根深さは深刻だと思いました。解決する日なんて来るのか?って思うぐらいです。ぶっちゃけ作品賞とって欲しかった本作。そして沢山の人に見てほしい作品でした。何の映画は例え分からなくても原題で予想つくようなタイトルが洒落てる感じでした。

カエルって、、、酷いやついたもんだな。
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