吉田ジャスティスカツヲ

ブラック・クランズマンの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.4
【憎しみに居場所なし】


史上初の黒人刑事が、潜入捜査のため電話で白人になりすまして白人至上主義の過激派組織KKKの一員になる…
というストーリーはフィクションだったら笑ってしまいそうな設定なのですが【実際にあった話🤭】

そんな話なので、テーマはシリアスなのに映画のタッチにコミカルさがあるのが妙味。
笑ったらアカんのに笑っちゃうしかないような事態が、あちこちで起こります。


印象的なのは本作が、
この実話のずっと前に起きたことから、
この実話の後、今現実に起きていることまでを一直線につなげて描くこと。


その『現在』の映像の発するメッセージが強すぎまして😥映画を見終わった後でその部分が最も強烈に残ってしまうのです。

しかしそれが監督の意図なのでしょう。


一体なにが憎くて初対面の人間を傷めつけられるのやら、吉田にはよく飲み込めない部分が多々。
楽しいのは保証しますが、最終的には気分が悪い…