世界一見たくない映画「國民の創生」を延々と見させられる(しかもKKKの応援上映付き)という、考えうる最悪の拷問のようなシーンはもはやホラー。
「國民の創生」からシャーロッツビルまで一直線に繋がってるんだぞっていうストレートな怒りのメッセージが突き刺さる。
コメディもサスペンスもおざなりで、スパイク・リーが怒りに震えて映画のバランスとかどうでもよくなってる感じがビンビン。
このテンションでグリーンブックなんか見たらそりゃキレるわ。
ブラックパンサー側の彼女と、内側から変えていこうとする彼。その彼女が「敵とは寝られない」と言った直後に「敵」である彼と共に銃を取り、我々のいる未来へ向かって進んでくる。そして、その先の「今」。
ダサかろうが単純だろうが、全く衒いなくやっちゃうスパイク・リー、めちゃくちゃカッコいい。
スパイク・リー見てると勇気が湧いて来る。
冷笑してる奴らなんかほっといて、ドゥ・ザ・ライト・シング。