ほのか

ブラック・クランズマンのほのかのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.8
スパイクリーが放つ、強烈なエネルギーを浴び続ける128分。
封切り翌日に観たのにこのつよくてエネルギーに満ち満ちている映画を観て感じたことを表す言葉がわからなすぎて備忘録かけずにボーっと過ごしてしまっていた。言葉を知らなさすぎて書けないことがよくあるんだよ。困ったちゃんだわ。



「否定されると意識する」にもうめちゃくちゃハッとした。ハッとして、グッときた。目から鱗。
なにもかもそこから繋がる。否定から始まることのなんと多いことか。この言葉のことをすごく考えてて、この否定ってノリとかでぽろっとでてしまうものが多い気がしてて、その言葉に違和感を感じたり不快に思ったり全力で否定されたことを否定したくなったり、はたまた同じ気持ちの人がいたのか!って思ったりそうなのかな?ってその否定の存在を知ってしまったり。否定に対する反応はそれこそ人それぞれだと思うけど、ただ同調する以外の否定へ意見することはただただ否定することの何倍も何倍もエネルギーがいるんだと思うのです。自分から離れたところにあると思い込んでるその否定を鵜呑みにすることの危険への警鐘だった。
今思えば「否定と肯定」という映画でそのエネルギーのぶつかり合いを描いていた。あの映画はまさに「否定されると意識する」そのものだったなあと思い出しました。