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ブラック・クランズマンのRenのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.9
2019年17本目。

ここまで"黒"と"白"の対比を浮き彫りにした映画は初めて。
痛快な潜入捜査モノでありながら、あまりにも強烈な黒人差別、ユダヤ人差別をまざまざと見せられる。

俳優として偉大な父を持つ、主演ジョン・デヴィッド・ワシントンが好演。
ノーランの最新作の主演にも抜擢されたみたいでそっちも期待!
カイロ・レンことアダム・ドライバーもオスカーノミネート納得の巧さ。
KKK側の役者陣も良く、特に疑い深いフェリックスとそのデブ嫁とか最高!
キャストがいい分、物語に入り込み易かった。

クライマックスがだらだら続き残念だが、最後の最後に挿入される"ある映像"。
賛否分かれてるようだけど自分はアメリカの現実を見せるという意味では大いに有りだと思った。惨すぎるし、やや作り手の思想が強すぎるけど。

問題提起と衝撃の度合いでは断然こっちだけど、ユーモアの加減で自分は「グリーンブック」の方が僅差で好み!
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