サボレマーロウ

ブラック・クランズマンのサボレマーロウのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
2.9
人種差別と憎悪について考えさせられた。

警察官が潜入捜査するには、本名とか、住所が分かってしまうとか、潜入しながら警察署にも出勤するとか、よくあれで素性がバレないものだと感心しつつも、その無用心さがリアリティを損ねていたのが気になった。

ただ、その裏返しとして軽妙なタッチで描かれたことで、重いテーマに向き合いやすかったと思う。主演のジョン・デヴィッド・ワシントンの陽気で、それでいて、うちに秘めたものを感じさせる演技が好感を抱かせた。

人種差別、異質なものへの拒絶感、排除と暴力、憎しみ、報復、その連鎖で熱気を帯びる至上主義。日本でも身近になりつつある重いテーマにひととき向き合わせてくれる映画だった。