現在の話、でもある。
潜入捜査だからハラハラしっぱなしなんだけど、ユーモアたっぷりでテンポよく楽しかった。
カッカして(脳内で)悪態つきまくってたらロンとフィリップの落ち着いた切り返しで何度も救われた。
黒人だけじゃなくユダヤ人に対しても(白人以外と言った方がいいのかな)女性に対しても優位に立つ人たち。侮辱して馬鹿にして楽しいのかな?すごく嫌だった。
ハラハラして、我慢し続けて事件は一旦解決する。でも全てがハッピーエンドということでもなく私たちの気持ちは上がったり下がったりしながら(結果組織を解体するなどは出来ないけど)かなりスッキリする幕引きである。
が、その後、夜の訪問者にピストルを構える2人。わたしはこの時大げさに構えて肩透かしで笑い、みたいな展開かと呑気に構えてた。まさに呑気だった。物語は「悪者」に一泡吹かせて爽快に着地したけど、世の中は全く変わってない。家を一歩出たらまさに戦場である。
そして一気に現代へ。人を人とも思わない差別的なものが未だに根深くあり、何も変わっていない。最後にすごい爆弾投げられて放心状態で映画館を出た。
好きなエンディングだ。