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ブラック・クランズマンのyaaaのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.0
これまではパンチ効いた内容で映画観たなぁと充足感満たすけど、おもしろくないというのがスパイク・リーであって、作品外での口擊も一種の特典映像みたいなのがスパイク・リーであるのだが、これは普通に面白いし観やすい。アカデミー賞のスピーチも納得なわけである。
最高の実話とこれまで「なんでスパイク・リーが撮るの?」と雇われ作品みたいなので蓄積させた観やすい映画作りの手腕が合致してノリにのった勢いも相まっていい感じに仕上がってる。
KKKメンバーの間抜けさは漫画一歩手前のいい塩梅。 
勿論、どぎつい自己主張は健在で一番力強いが、おもしろ潜入捜査ものが普通に盛り上がるので作品全体がまろやかになって大変美味しく頂きましたって感じ。あれ?いつものスパイク・リーと違うとあっさり終わろうとした時、恒例のドリー・ショット(役者が台車かレールに乗ってスゥーと移動するカット)が出てきてスパイク・リーやったと認識したところで物語がめでたしめでたしで締めるのかと思わせてのズドーンと現実に引き落とす。自分にとっては気持ちよかったですね。こうでなくちゃ。
映画の住人でありながら、映画の功罪突きつけたり自己主張はやっぱり強い。荒ぶるタランティーノみたいな雰囲気はあった。なんにしても時を経て最高の物が出来た瞬間を見る感じはある。