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ブラック・クランズマンの655321のレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.3
いっぱい言いたいことはあるんですけど、
何より、やっぱり、
クソ野郎が出てくるとイライラします。

そんなヤツらが自業自得でドカーン!
間抜けな電話にクスクスニヤニヤ。

これにはスカッとした。

…それで思うのは、
憎悪と怒りの境界線って何処なんだろうって。

怒り…“正当な憎悪”とでもいうのかな。

「憎しみに居場所は無い」

それは分かるんだけど、
最後の電話での挑発や、それらに対する観客の笑いも憎悪を撒き散らす行為だと思うのです。
ただ、エンタメとして消費される憎悪を否定するのはあまりに不寛容だと思うし、私個人で言えば、タランティーノの映画なんてその筆頭だけど大好きだ。

“ワルイヤツはクタバレばイイ”

“ワルイヤツ”とは自分の、あるいは隣人の縄張りを踏み荒らすヤツのことだと思う。
そしてその感情は(多分)多くの人が持ち合わせているものだと思うし、個人的には否定されるものではないと思う。
だから「ホワイトパワー!」「ブラックパワー!」と叫ぶ人だけではない。
私たちも当然偏りがあることを自覚することが大事なんじゃないかなと思ったりしました。
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