Haruna

ブラック・クランズマンのHarunaのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.5
つい先日、お誕生日でした。パチパチ
昨今のこの状況の中で
外食やお出かけはなかなか難しく、
そのためお寿司食べたりケーキ食べたり
お家で映画を観たりととっても穏やかな静かな誕生日となりました。

そこで観た映画がコチラ!
映画館で観ようと思ってたのにタイミング逃して観れなかったので配信されてラッキー!

簡単に言うとKKK(白人至上主義団体)にまさかの黒人が入っちゃった!?
2人1役の潜入捜査!
と言った感じ。笑

コメディタッチに終始描かれているものの
そのベースとなるのはアメリカの人種差別。
『ドゥ・ザ・ライト・シング』の監督でもあるスタン・リー(黒人監督)だから表現できる部分があるのだろうな、と観終わって監督を知り少し納得。
あと、劇中の独特なカットも凄く気になった。

KKKに潜入操作するのは
差別される側のユダヤ人×黒人のコンビ。
これもまた白人VS人種差別される側の対比がハッキリでている感じ。
終盤に出てくる、KKKの集会と黒人達による集会を交互に見せる演出は、何か意味が込められているんだろうと思いながら見てた。

最後のKKKの幹部に実は自分は黒人だったんだぜ!て暴露するシーンはスカッとして思わず笑っちゃった!

またラストシーン、2017年の実際の映像が出てきた時、なんだか悲しい気持ちになってしまった。
モノトーンの逆さ国旗もなんだか印象的だった。

考察を読んでいて、
冒頭の南北戦争、劇中の人種差別の過激な時代、最後の現代の映像は同じ悲劇が繰り返されていてそれは現代も続いている皮肉や警鐘だと書かれていて、納得したのと同時に人種差別というのは永遠のテーマだと改めて思い知らされた。

この映画、ノンフィクションだからまたスゴい、、!
Haruna

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